
ここでは木の利点をいくつか抜粋して紹介しています。
木には蓄熱作用があり、一度温まると冷えにくく、室温を一定に保ちます。
その効果は、直接手足がふれる場所に使えばすぐわかります。風呂場で木製のスノコが使われたのはそのためです。
無垢材と集成材の板に手をふれてみてください。無垢材の温かさがすぐに実感できます。無垢材を使った床は冬でも冷たくなく、スリッパをはかないご家庭も多いです。
逆に、コンクリートの家は、冬はひんやりし夏は急に暑くなります。木の家は、夏は涼しく冬は温かいので、年中快適に暮らせます。
木は自然の「気」を発しており、最大の長所は、室内の湿度を調節する機能があることです。湿度が高ければそれを吸ってくれるし、乾燥していれば木の中の水分を適度に吐き出してくれます。
表面にペンキなどを塗ると、木は呼吸ができなくなります。調湿作用ができない湿った木は、内部の水分で腐ってきます。だから木材は自然のままの無垢材が良いのです。
無垢材の場合は、傷がついても表面を削り、自然素材の塗料を塗っておけば大丈夫です。住むほどに色艶がよくなり、家全体に風格が出てきます。
これは意外と思われるかもしれませんが、事実です。
太いしっかりした無垢材なら、芯まで燃え尽きるのに3日間はかかります。表面が着火してもやがて炭化層ができ、それが断熱層の役割を果たし、燃焼の進行を遅らせるのですから。
住宅の火災で一番恐いのは、プラスチックやビニールなどの化学製品から発生する有毒ガスです。火よりも煙が恐いのです。
鉄は強いかわりに、熱を加えると短時間で温度が上がり、変形します。
以前にニューヨークで起こった航空機テロは記憶に新しい出来事ですが、あの時、まさか頑丈な貿易センタービルが一瞬で全倒壊するとは誰も想像しなかったと思います。鉄骨づくりの建物が熱に弱いことの証明です。